タスポ(taspo)の問題点① 未成年者の喫煙は減るか?
未成年者の喫煙は減るか?
「タスポ(taspo)」の導入は、未成年者の喫煙防止を第1義の目的としています。厚生労働省の調べでは、高校3年生男子の喫煙経験率が42.0%となっていて(平成18年度)、たばこを買う未成年者の約7割~8割は自動販売機を利用している現状があります。
これを少しでも抑止しようと、平成8年から自販機営業自主規制なるものが行われてきました。午後11時~午前5時の間は、タバコの自販機は全ての銘柄が売り切れの表示となり、購入できなってしまうというものです。
しかしこれは、未成年者のタバコ購入の防止にはあまり役に立ったとは言えません。そのため、成人認証カードを持った人しか自販機でタバコを購入できないようにする、タスポの導入となったのです。
ただ、自販機で買えないとなると、コンビニエンスストアなどで購入する未成年が増えるだけとも考えられます。
対面販売ではタスポの提示が不要なのですから、大人びた高校生が私服を着ていたら未成年であることはバレにくいですし、未成年ぽいなと思っても、販売店側が毅然と年齢の証明を求めるのは居酒屋などとはケースが異なるので難しい気もします。
また、カードの貸し借りや未成年者が親のカードを持ち出して使われたらそれまでです。発行者側は、「顔写真が入ることによって他人貸与の抑止力になる」と言っていますが、対面販売で顔と照合するわけではないので、あまり抑止力にはならないと思います。
発行元も「タスポを所有している成人のモラルに期待したい」とも言っているようで、結局は大人のモラル次第ということになります。でもそれではあまりにお粗末ではありませんか。
どうせなら、自販機で顔写真と購入者の顔を照合をするようなシステムを自動販売機に組み込こむか、対面販売にもタスポの提示を必要にするかまでするべきではないでしょうか。。。
ちなみに、タスポカードの不正流通などを防ぐため、ネットオークション大手のヤフーや楽天など各社との間で、タスポの出品を禁じる協約などもすでに結ばれているそうです。タスポカードを出品すると、出品取り消しという目にあうということですね。個人情報を載せたタスポを売る人がいるのかとも思いますが、偽造カードが出回る可能性もありますからね。
それと、深夜(午後11時~午前5時)の自販機営業自主規制は、すぐにはなくならないそうです。
※後日、こんなニュースがでていました。