タスポ(TASPO)の問題点② 顔写真と個人情報と

個人情報と顔写真

日本全国の喫煙者数は、日本たばこ産業(JT)の2006年時点の調査によると、ざっと2700万人だそうです。喫煙率という点で見ると男性41.3%、女性12.4%となっています。全員がタスポカードを必要とするかは別としても、おおおおむねこれだけの人がタスポカードを入手するか検討を迫られることになります。

 


申し込みには、氏名・住所・電話番号・生年月日に加え、顔写真といった個人情報の登録が必要です。タスポカードには会員番号が付けられ、コンピューターで一元処理されます。タスポの規約の中に個人情報の収集及び利用(第23条)に関するものがあり、その一部は下記のような内容です。タスポカードを発行してもらうということは、こういったことについて同意したことになります。

 


社団法人日本たばこ協会(以下「TIOJ」といいます)がtaspoカードの発行・運用管理等を委託する指定業者に個人情報を委託業務の範囲内で利用できるように預託すること。

 

収集した本人確認書類の写し及び公共料金領収書の写しは、TIOJ所定の保存期間を経た後、確実に破砕・焼却処分するものとします。ただし、記載情報に関しては、電子データに変換し、TIOJの厳重な管理のもと、必要とされる期間保存するものとします。

 


まあ、氏名・住所などの個人情報は、なにかを購入したりサービスを受けたりするときに登録することはよくあることですので、タスポカード発行において個人情報を提出することに違和感はあまり感じないかもしれません。もちろん個人情報は厳格に守られるはずですしね。

 


ko.jpgただ、民間主体のたばこを買うだけのカードに、顔写真つきでの個人情報の登録が必要ということは、ある程度憂慮も必要かと思うのです。

 


顔写真付きにしたのは、成人認識の厳格性を高め、貸与・譲渡を禁じるためと説明されているますが、自販機がカードの写真と本人の顔を見比べて「販売許可」を出すわけではないですし、コンビニなどでの対面販売ではそもそもカードは不要です。カードを自販機の読み取り装置にかざすと使用できるだけの仕組みに顔写真は必要なのかといった疑問が出てくるのは当然ですよね。

 


のちのち、対面販売にもタスポカードの提示を求めて、未成年者へのタバコ販売を厳格に禁止する流れがあるのかもしれません。それならばまだ納得なのですが、今のところそのような話は全く表に出てきていません。

 


また、顔写真つきの年齢認証済みのカードということで、今後ちょっとした身分証明書代わりに認められるケースも出てくると思います。となると、偽造のタスポカードも出回りやすくなるのではないでしょうか?その辺りのことへの対処法などもあまり議論されているようには見受けられないのです。

 


そんなこんなで、顔写真入りというのはちょっと個人的に心配もしています。

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