たばこの影響を被る 周囲の人

主流煙と副流煙

たばこの煙は、本人の吸う主流煙とタバコの先端から発生する副流煙とに分かれます。主流煙はフィルターを通して喫煙者に吸われた後、体内で成分の一部を失ってから呼出煙として吐き出されます。副流煙と呼出煙は混じり合い、環境タバコ煙を形成します。

 


ひとつの室内で喫煙が行われると、一般的に、非喫煙者は喫煙者当人が吸う煙の10分の1の質量の煙を吸い込むと言われていますが、副流煙の煙に含まれる各種有害物質の量は、主流煙よりはるかに多いのが問題です。

 


副流煙は、タバコが低温で燃焼しているときに発生するために、主流煙とは成分が大きく異なります。タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち直接的な有害物質である発がん物質が約40種類、発がん促進物質が約200種類以上も含まれています。そしてそれらの有害物質は、なんと主流煙の2~100倍も多く副流煙に含まれているのです。

 


syu2.jpg有害物質の主なものの含有量を

副流煙と主流煙で比較すると、

ニコチン2.8倍、タールは3.4倍、

ベンツピレン(発がん物質)は3.9倍、

一酸化炭素4.7倍、カドミウム3.6倍、

アンモニア46.3倍、窒素酸化物3.6倍

などと驚くべき倍率になっています。

 


しかも1本のタバコに火がついている時間は、一般的に7分程度といわれていますが、実際にタバコを吸っている時間は合わせて1分ほど。その1分のために7分間副流煙が部屋に放出され、有害物質を放出していることになります。

 


主流煙が酸性なのに対し、副流煙は強いアルカリ性のため、目や鼻を強く刺激します。そのため、喫煙者でも他人のタバコの煙は嫌な人がほとんどのハズです。自分の火のついたタバコを、吸っていないときは副流煙から顔をそむけるようにして持っていることを見ても明らかです。

 


副流煙の問題なところは、その刺激臭だけではありません。副流煙が目や鼻、のどの粘膜に当たり、鼻腔を通して肺に吸引されます。それが肺がんにつながるのです。また、一酸化炭素を吸い込むことになるため頭痛も引き起こされます。煙に含まれる一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びつき、酸素の運搬能力を低下させるので、酸欠状態で頭が痛くなるのです。

 


kemuri1.jpgそのほか、ニコチンの影響で血管が収縮するために、皮膚の温度が低下し手や足が冷たくなると訴える人もいます。コンタクトレンズをつけている人は副流煙の細かい粒子が眼球とレンズの間に入り込むので、目がとても痛く、かゆくなります。

 


このような副流煙や環境タバコ煙を、非喫煙者が自らの意思に反して、あるいは意志と無関係に吸わされることを受動喫煙といいます。受動喫煙が体に与える影響はこちらのページで書いています。

関連ページ

たばこと 受動喫煙 タバコの煙①
タスポ申込みガイド タスポが無ければ自販機でタバコが買えません。これを機に禁煙も考えるか。。。
たばこと 受動喫煙 タバコの煙②
タスポ申込みガイド タスポが無ければ自販機でタバコが買えません。これを機に禁煙も考えるか。。。
たばこと 肺やのどの病気
タスポ申込みガイド タスポが無ければ自販機でタバコが買えません。これを機に禁煙も考えるか。。。
タバコと 黄ばんだ歯や歯周病
タスポ申込みガイド タスポが無ければ自販機でタバコが買えません。これを機に禁煙も考えるか。。。
タバコと 頭の働き 痴呆との関係
タスポ申込みガイド タスポが無ければ自販機でタバコが買えません。これを機に禁煙も考えるか。。。
タバコと お肌や美容の関係
タスポ申込みガイド タスポが無ければ自販機でタバコが買えません。これを機に禁煙も考えるか。。。